こんにちは温玉ねぎとろです。
これはLELの前日譚。最後の調整を兼ねて挑んだ600km 8000upの記録です。
AR四国 Legend 600km (8000up)に参加したので装備とライドレポートを記載します。
温玉ねぎとろについて
- 自転車歴15年以上。
- 大学ではサイクリングサークルに所属。
- ソロで自転車海外10カ国以上来訪。
- 最近はロングライドを中心に行う。
- 2023.2024ランドナーでSR獲得
- 2024RM1900完走
- ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味。
BRM620 AR四国600km Legend
コースの概要
スタート直後に寒風山トンネルまで一気に登ります。登り切ったら桂浜まで一気にダウン。
しばらく帷子崎の細かいアップダウンを抜けると
今回最高標高の四国カルストへ。
激坂の四国カルストを堪能したあとは八幡浜へ向かい、そこから半島の海岸線沿いをアップダウン。
アップダウンを楽しんだあとは三大酷道と名高い439号を辿って四万十川源流点へ。
これが斜度がきつい。ここを乗り越えるとしばらく一気に降って最後に寒風山トンネルへ再度アタックをかけると後は下るだけです。
走行環境
天気:晴れ時々雨
気温:最高:35.7℃ 最低19.7℃
基本的に暑いです。
夜22時スタートではありましたが寒風山トンネル以外は基本的に湿度が高く、モワッとして快適ではなかった記憶。
昼間は照りつける日差しにやられました。
登りよりも暑さがきつい!
そんなコースです(春か秋開催希望)
※電子温度・湿度計をフロントバックに入れていたので誤差はあると思います。
湿度: 最低湿度 36%
最高湿度93%
SwitchBotの以下の計測器を使用。
自転車
Grand Bois ランドナー42b
基本的にはいつものBRMの装備です。
特に特筆すべき点はないです。とにかく軽く。
上りの多いコースなのでそれだけを徹底しました。
装備リスト
・フロントバック

・ライト

・サイコン

・サーモスFJF-580×2

保温と保冷両方対応の自転車用ボトルです。昼間は両方冷たい飲み物を入れており、標高が高い場所やダウンヒル前に暖かい飲み物を入れるなどして体温の維持に役立てます。
荷物はボトルを除くとフロントバックに全部収めています。
- 工具類・空気入れ
- 予備チューブ1本
- 薬類
- スピーカー・熊鈴(スピーカーは眠気覚まし兼動物対策)
- 輪行袋
- サングラス
- SwitchBot電子温度・湿度計
- Columbia オムニテックウインドブレーカー
•日焼け止め
•モバイルバッテリー(10000mAh)
•サーモスボトル2本
•コロンビア オムニテックアウター
•ポケットに常に3つ以上ウィダーインゼリー
(普段は二つ。補給地点が少ないため)
ライドレポート

夜の公園にサイクリストが。何も起きないはずはなく、、
深夜22時愛媛県西条市スタート
エントリーしている人は漏れなく猛者。
なんかみんな脚太くないか?強そう。。

フレッシュでもお世話になったはむたろさんとエンカ。

受付でお菓子が配られるということはそういうことですよ。(察し)
受付を済ませて、お菓子とブルベカードを受け取ったらすぐに時間に。みなさん一斉に夜の河川敷をスタート。
スタート直後にいきなりヒルクライム。寒風山トンネルへ向けてアタック!
はむたろさんと「序盤に飛ばしてどれだけ貯金を稼げるかが勝負ですね」と作戦を決めていたので、ガンガン飛ばして一気にトンネルへ。
日本でも有数の長大トンネル。「寒風山トンネル」
えりも黄金トンネルを彷彿とさせる長ーーーーいトンネルです。途中で飽きます。
しかも瀬戸内側から登るとトンネル内も緩やかに上ります。

昨年の四国1000kmでも通った道。
寒風山トンネルからは一気に桂浜までダウン。
PC1桂浜へ 瀬戸内から太平洋へ一気に四国を縦断。真夜中に四国の隅で静かに佇む漁村を、波の音を聴きながら走る。人はこれを幸せと呼びます。
PC2 帷子崎
険しいアップダウン&わかりにくいPC。
しかも、木が密集してぬるい空気が不快すぎる。
これを人は地獄と呼びます。
日が昇り明るくなったところで、四国カルスト前最後の補給。
コンビニ飯では以下をよく食べます。
•ざるそば
•サーモン寿司
•煮卵
•タン塩
タンパク質、塩分などをベースに取っています。
(野菜も食べよう)
タンパク質は糖質に比べて眠くならないそうなので
積極的に食べます。
栄養学等の知識はないので、コメント等で採点してください。あすけんの女のように!
と食べたら眠たくなるのが私。ここでいつも私が行なっている眠気対策をご紹介。効果があるかは人によりけりです。笑
ロングライドあるある?
眠け対策で目に見える全ての文字を読み上げる男。 pic.twitter.com/GrS1VopUjn— 温玉ねぎとろ (@negitrobicycle) June 25, 2025
いよいよ四国カルストスタート
強制起床草 pic.twitter.com/Hw2ovmXQOR
— 温玉ねぎとろ (@negitrobicycle) June 21, 2025
朝からこんな爆音を流されたら休日にゆっくり寝ることも出来ないじゃないか。。。
久しぶりの交差点。もうすぐ中間地点。
中間地点にして唯一の自販機。
ランドヌールが集合。みなさん速くないか?
だんだんとガスの中へ。視界も悪くなる。
約1400m今回最高標高。
PC3姫鶴平 日頃の行いが良いのか絶景に恵まれました。 え?何も見えないって?心が汚れているのですよ。(心眼)
PC4 坂本龍馬脱藩の韮ヶ峠
姫鶴平からは基本下りです。
標高が下がるにつれて暑くなってきました。
登らせてくれ。。
PC5 鬼北町道の駅
結構セクシーな鬼の像。そんなことより暑くて眠いのでさっさと中へ。
ここで貯金が2時間半あった貯金が45分ほどになっていると気づく。
なんとか挽回したいが。。
コンビニで氷補給。
暑さに弱い私は1時間に一度コンビニで氷を背負い、水を被りアイスを食べます。
はむたろさんはピンピンされていますが、
八幡浜への平坦区間で貯金を増やせなかったのは痛かったです。
かと言って出力は上がらない。。
厳しい時間です。
PC6 八幡浜のファミリーマートを抜けて17時を過ぎました。
夕方になると少しずつ涼しくなってきました。
でも今度は眠気が、
PC7 あけはまーれ
はむたろさんと談笑しながらPC7へ。
この区間は結構楽しかったです。
はむたろさんは道中でチタンバイクを電話で購入。
まいにゅーぎゃー(*´ω`*)
東京サンエスのOnebyESUのチタンロード!!
ブレーキは、グロータックのシルバー
オールド感もありつつ近代的チックな雰囲気に仕上がりました( ゚∀゚)o彡° pic.twitter.com/yzGsmYQbJD— はむたろ@1011SR600京都 (@2point5_yen_ham) July 25, 2025
私は人がバイクを購入する歴史的瞬間に立ち会ったのだ。
PC8
あけはまーれからは本格的に二人ともおやすみモードに入りました。
二人で交代しながら引っ張り合い、ギリギリで仮眠をしながらなんとかPC8へ。
この時点でまだ貯金1時間15分ほど。
油断できない状態が続きます。
PC9 四万十川源流地点
酷道の439を抜けて自販機コーナーの裏で10分ほど二人で休憩。
一気に標高を上げて上ります。
にしても斜度きつすぎでは?
当然押します。脚を痛めた方が後々しんどいので。
はむタロさんはスイスイ上ってました。流石です。
四万十川源流地点で貯金がまた45分ほどに、焦りますがここからは次のPCまでの30キロを一気に下ります。
PC10 ローソン 仁淀川大崎店
正直ハンガーノック気味だったのでこの下でかなり助かりました。受付でもらったお菓子はギリギリ食べずにセーフ。
貯金も2時間ほどに回復したので残り70キロほどをゆっくり走ってゴールです。
と思っていたら寒風山トンネル手前で軽い熱中症に。30分ほど休憩してなんとか、寒風山トンネルへ。ここまでくるとあとは下るだけです。
ゴール!39時間21分
結局ギリギリになっちゃいましたがなんとかゴールです。よかったーーー
所感
スタートからゴール手前の寒風山トンネルまで
9割ほどはむたろさんにご一緒させていただきました。
はむたろさんはAJ広島ベースで活動されており、昨年の四国一周1000km時で初めてお会いし、
春ごろのフレッシュでもご一緒させていただきました。
正直、はむたろさんがいなければきつい場面も多かったので一緒に走っていただき本当に助かりました。ありがとうございました。
私の弱点は暑さなのですが、LEL前の調整としてはよかったのかなと思います。8000upは果たして今の自分で挑めるのかと不安がありましたが、なんとか睡眠時間を削ることでクリア。
ほぼ寝れなかったのできついコースだったとは思いますが、脚的には余裕がありました。
ゴール手前の寒風山トンネルまでの道中で軽い熱中症になり、道路脇の湧水を被って身体を冷やし、動かずに30分ほどジッとしました。
残り時間は2時間ほどだったため、DNFも脳裏をよぎりましたが、
ここで焦らずに切り替え、我慢できたのは良い対処だったと思います。
今年度はフレッシュ、RM1560,600km8000upと難易度の高いブルベばかり挑戦していますがSRの道のりはまだまだ遠いです。
夏はしんどいのでLEL一本にして秋ごろから本気出します!
今回の反省
昼間の汗や氷を背負った水分が二日目の夜に冷えた?ベタベタした?不快感があります。
基本RMでもウェアは一個体制ですが2着持った方がいいのかもしれません。
空きボトルにウェアを入れるなどなんか対策考えたいですね。
温玉ねぎとろ
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