【レビュー】ランドナーにも使えるスパイクタイヤ 45nrth gravdalで冬の北海道を走ってみた。

こんにちはネギトロです。今回は先日の年越し宗谷岬で使用したスパイクタイヤ45nrth gravdalについてレビューをします。ランドナーでも使用できる650×38bの絶妙なラインナップのスパイクタイヤです。

正直自分自身もランドナー乗りの一人として「そんな規格出して採算取れるんか?」と思いましたが、購入してみました。マイナーな規格でも作ってくれる45nrthには頭が上がりません。

そんな45nrthのgravdalを年越し宗谷岬・厳冬期北海道で使用してみたのでレビューをしていきたいと思います。

評価 4.5

 

温玉ねぎとろの簡単な経歴

自転車歴15年以上。
大学ではサイクリングサークルに所属。
ソロで自転車海外10カ国以上来訪。
最近はロングライドを中心に行う。
ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味。

 

商品の特徴

そもそも、現状ランドナーで使用できるスパイクタイヤの選択肢は私が調べた限りはほぼこれしかないです。(33tpiと60tpiの二種類があります。)

一本15000円とタイヤとしては高額ながらも、スパイクタイヤとしては一般的な値段。240ピンのタイヤを使用し、厳冬期北海道や年越し宗谷岬ツーリングを走行しました。

もちろん、スパイクタイヤでも路面状況によっては滑る時は滑ります。重さもあり、グリップも効くため進みにくく感じますが、そもそも積雪走行時はそこまでスピードが出ないので問題にならないです。

 

購入動機

厳冬期の北海道を走行するために購入。650×42b以下のスパイクタイヤは本製品以外に私が探した限りでは見つかりませんでした。

今後のランドナーとOldMTB文化の復興に期待です。

 

商品情報

45NRTH Gravdal Studded Commuter Tire
Versatile and confidence inspiring, the Gravdal securely navigates through harsh winter conditions with steel carbide st...

タイヤサイズ:650×38b

33tpi

ビードタイプ:ワイヤー

ピン数:240ピン

 

重さ

実測値:780g

見た目

ブロックの配置とピンの配置を工夫することでしっかりとしたグリップを実現している。

走行インプレッション

しっかりと雪や氷の上でもグリップしてくれます。美深峠などの峠を下る際のアイスバーンでも特に滑ることはありませんでした。

また、コンクリートが見えている部分でも転がり性能はそこまで低いという実感はなく、一日に100キロ程度走ることもできました。

サーッと進むことはできないですが、しっかりとグリップしながら転がってくれます。

また橋の上や鉄板の上でも問題なくグリップしてくれました。

滑ることがあるとすれば、急ハンドルと固まった氷に弾かれてハンドルが振れた際に滑ることがありました。そのような際は流石にもっと太いスパイクタイヤを換装できる自転車に交換するしかないですね。

競合製品

この記事を読んでいる方々のほとんどはランドナー乗りと思います。その観点であればIRCのささらが競合になると思います。自転車版のスタッドレスタイヤで、650a規格のランドナーであれば使用できます。(私は以前ブレーキの位置を調整して、650bから650aホイールに換装して使用していました。)

一方で、非常に安価で手に入れやすいですが、こちらもかなり重たく、また雪上走行では当然スパイクタイヤに劣ります。

【雪上ライドに】ママチャリ用スノータイヤ「IRCささら」をランドナーに換装してみた!!
ママチャリ雪用タイヤの「IRCささら」26×1,3/8を購入してランドナーに換装してみた。

簡単にこちらの記事でささらは紹介していますが、橋の上などであれば結構普通に滑ります。

冬季北海道の場合は妥協せずスパイクタイヤを選びましょう。

使用感

雪上走行でも安定して走行できます。どのスパイクタイヤでも言えることですが、正直靴で歩くより自転車に乗った方が滑りません。

写真では分かりにくいが、洗濯岩のように氷が固まっている。

一方で路面状況によっては滑る時はもちろんあります。洗濯岩の様にガタガタに固まってしまった氷の場合や、急ハンドル急ブレーキではもちろんスリップします。そこは乗り手の技量が試されるところ。

タイヤ自体はもちろん一般的なタイヤに比べては重たいです。またグリップも効くためアスファルトの走行では重たく感じる時もあります。

それでも冬の北海道でも1日100km程度の走行を可能にしてくれました。冬季用タイヤの中ではタイヤが細く、スピード重視ではあると思います。

クラシカルなツーリング車で冬景色を楽しむことができる数少ないタイヤです

 課題

錆びているピンやピンが抜けている箇所がある。

 

これは私の使用方法が悪いと思うのですが、北海道から帰宅後数日洗車をできず、3日後に洗車をする頃にはピンが結構錆びていました。また、ところどころピンが抜けているところもあり、管理が少々難しいなと感じています。

 

まとめ

値段は少々高いですが、マイナー規格でありながらも供給してくれているということを考慮すれば出せる金額だと思います。

積雪期でもしっかりと走り込める素晴らしいタイヤです。荷物を乗せて冬の北海道を500キロ程度走りましたが、特に不自由はありませんでした。ランドナーやOLDMTBで冬の景色を楽しみながら走りましょう。

評価

評価 4.5
値段4.0
(購入価格15000円)
総合満足度4.5

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コメント

  1. 齋藤電鉄ryu より:

    目をつけていたタイヤですが実際の使用感など参考になりました。

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