こんにちは。温玉ねぎとろです。
今回は海外ツーリング時の自転車の防犯対策について私なりの考えと知見をまとめた記事になります。過去に海外をツーリングをしていたこともあり、その時の知見をまとめて行ければと思います。当たり前のことも多いかもしれませんが、当たり前のことをしっかりと徹底することで犯罪に巻き込まれるリスクを少しでも下げようという意図です。もし他にも良いアイテムやアイデアをご存じの方はコメントやツイッター等でメッセージでください!!
※本記事を参考にして犯罪や被害にあった場合なども筆者は責任は負いかねます。ご自身の判断で、ご自身の責任で注意を行い、あくまで参考に留めていただくようにお願いします。筆者は一切の責任は負いません。
温玉ねぎとろの簡単な経歴
自転車歴15年以上。
大学ではサイクリングサークルに所属。
ソロで自転車海外10カ国以上来訪。
最近はロングライドを中心に行う。
ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味。
厳冬期北海道縦断
RM1900km完走
自転車の盗難対策
日本においても盗難対策としてキーによる施錠は最低限必要だとは思います。海外に比べても犯罪率が低いと言われる日本ですら自転車の盗難には気を使う必要があります。
当然海外においては日本以上に対策を考える必要があります。本記事では今まで20カ国以上旅をしてきた私の経験から「意識」として気をつける心構えと対策について記載していこうと思います。
ルーティングによるリスク低減
まず最初に大事なことは「そもそも犯罪(自転車の盗難)にあう確率が高い所には行かない」という点です。「いや、当たり前やろ!!」という声も聞こえてきそうですが、これが個人的には重要だと考えています。
そもそも犯罪に遭遇する確率が高いと言われる地域はどのようなところかを考えてみると次のような地域が挙げられると思います。
・外務省が注意を出している地域
・現地の人や他の旅人が危険と言うような地域
・比較的大きな都市、観光地
ざっくり3つほど挙げてみましたが、1つ目はなんとなくわかると思います。外務省の海外渡航の危険地域については以下で公開されているので海外ツーリングに行く前は一度確認をしておくべきだと思います。
現地の人や他の旅人が危険と言うような地域
海外ツーリングといえば現地の方々との交流が醍醐味だと考えています。交流をする中で次に行く町や地域の情報をそれとなく聞いてみることは非常に重要です。また、自分と違う地域から来た旅人と情報交換をすることも大きなヒントとなるはずです。
「最近あの街ではスリが流行っている」「昨日あの辺りでテロがあったよ」など帰国するまでは常に自分の周辺環境に対してアンテナを張り続けましょう。
実際私もタジキスタンを旅していたときには「最近南部でテロが起こり、外国人旅行者が被害にあった」という情報をGetして、ルートを変更したことがあります。もちろんトラブルには遭遇しませんでした。
比較的大きな都市、観光地
大きな街や観光地に立ち寄る際は注意が必要です。大きな街では人口も多く、小さな町と比べても犯罪を行う人と出会う確率も相対的に高くなります。また、観光地ではその地域に不慣れな外国人観光客を狙ったスリなども多い場合があります。海外旅行の醍醐味の一つが観光地へ行くことだと思いますが、相応のリスクが付きまとうことは常に意識しておく必要があります。
私はどちらかというと観光地よりは小さな町や村の生活を見るのが好きなため上記の理由も相まって基本的には避けてルート組を行っていました。特に小さな町では人口が少ないということもあり、住民同士の距離感も近くそれが犯罪の抑止となっている気もします。日本もそれは同様ですね。
自転車の駐輪方法
前項ではルートを組む際の心構えを紹介しましたが、本項では自転車の駐輪場所について考察を行います。重要なことは「目が行き届く場所」「そもそも見つからない場所」の二つだと思います。
目が行き届く場所
目が行き届くというのは自分自身もそうですが防犯カメラや信頼できる方「宿のオーナーやお店の人」の目が行き届く場所に駐輪をする必要があります。都会に立ち寄る際にはそういう場所をしっかりと見つけることに注力をしていました。具体的には次のような場所がGood Placeです。
・建物の中(宿の中)
・監視カメラが設置されている場所
・店の中から自転車が見えるもしくは誰かがついでに見張ってくれる場所
数年前になってしまったので忘れているかもしれませんが、それ以外の場所にはあまり駐輪をしていなかったように思います。
そもそも見つからない場所
そもそも見つからない場所と言うのは結構難しいのですが、人気が完全にないような場所で落書きや不良などもいないような場所です。説明するのが難しいのですが、郊外の藪の中などをイメージしています。これはどちらかというと野宿のときのtipsな気がしますね。また、野宿のtipsとして別記事で記載していこうと思います。
鍵の施錠によるリスク低減
当然ながら鍵に何を使いどのように施錠をするのかということも大事になってきます。私が旅をしていた当時は鍵にはU字キーとロープ型のキーの2本もしくは3本を組み合わせて使用していました。停め方としては5年ほど前はいわゆる「地球ロック」がいいと言われていました。現在は主流の停め方が他にもあるという場合は是非コメント等で教えていただけますと幸甚です。
また、鍵のブランドとしてはabusとクリプトナイトの組み合わせが強力で、海外のスリも時間がかかるため盗難を避けると聞いたので使用していました。
もちろんAbusやクリプトナイトであっても本気で盗りに来たプロには勝てないと思うので、あくまで時間をどのように稼ぐかという視点も大事だと思います。
その他
最後に実際に旅をしていて盗難の防止に役立ちそうだと感じたtipsについて述べたいと思います。再現性があるかはわかりませんが一定の効果はある気がします。
自転車自体の重みや見た目の工夫
自転車を盗る側の立場に立って考えたときに私なら、キレイで新しくリセールが高そうなバイクを狙うと思います。私がヨーロッパを横断したときはヴィンテージのランドナーで塗装こそキレイですが、バッグなども当時の物にこだわって使用していたため、見向きもされなかったのかなと思います。また、荷物もかなり積んでおり、車重量が30キロを超えていたため、持ち上げることも難しかったのが幸いしたのかもしれません。過積載万歳\(^o^)/
海外旅行保険
最後に一応海外保険にも入っておくことをおすすめします。5年くらい前はクレジットカードに付帯している保険もたくさんあったのですが、現在はツアー限定などかなり限定されている気もしています。楽天カードとかもそうですね。使いにくくなりました。
もし盗難似合った場合は保険会社に連絡して対応の指示をもらうとともに現地の警察署で盗難届をしっかりともらいましょう。
最後に
私は現在まで20カ国以上旅をしてきましたが、その際は特に物を盗られたということはありませんでした。あくまで心構えを言語化した記事になりますが、皆さんの旅のヒントになれば幸いです。他にも知りたいことがあればコメント等いただけますと記事作成のヒントになりますのでよろしくお願いします。
温玉ねぎとろ
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