こんにちは温玉ねぎとろです。今回はブルベでメインに使用しているtadequi cunninghamについてレビューを行います。ブルベで使用するためのコンパクトなフロントバッグを探していた際に、広島のGrumpyさんで出会いました。購入をしてから半年が経ち、現時点では約3000kmほど一緒に旅をしていますが、めっちゃいい。蓼食う虫もみんな選ぶ気がするそんなフロントバッグです。
評価
温玉ねぎとろの簡単な経歴
自転車歴15年以上。
大学ではサイクリングサークルに所属。
ソロで自転車海外10カ国以上来訪。
最近はロングライドを中心に行う。
ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味。
厳冬期北海道縦断
RM1900km完走
tadequi cunningham フロントバッグ
「cunningham」それは伝説的なカメラマンの名前を冠したバッグです。カメラと自転車を繋ぐ架け橋となるべく、、、すいません、購入した際は完全にブルベ・ロングライド用のフロントバッグとして購入しました。購入をしてからカメラ用のバッグと知ったのですが、私はキャンプツーリングもするので、用途の幅が広く大活躍をしています。
購入動機
元々はランドナーでブルベ等のロングライドを走る際に以下のOSTRICHのバッグを使用していました。フレームサイズがでかいということもあり、フロントバッグも縦に長いサイズでないと浮いてしまうという課題があり、大型バッグからハンドルに固定するタイプの小型バッグへの軽量化を目論んでいました。
モンベルの丸型フロントバッグを購入するつもりで考えていたのですが、面白みがない、、ということでたまたま別件で立ち寄ったGrumpyさんで池田さんに紹介していただき購入。
スペック
モデル:cunningham Dyneema composite Fabric 5.00z Hybrid Black
重さ:約299g(実測)
収納サイズ:縦10cm×横20cm×高さ13cm
Dyneemaを惜しむことなく使用しており、防水生地で3層構造です。雨でも問題ありません。大雨の600kmブルベでも余裕で浸水を防ぎきりました。フロントバッグカバー無しでも全然OK。
使用感
使用感についてはオールラウンドで使用しているためロングライド・ブルベでの使用感とキャンプツーリング・カメラバッグとしての使用感で分けて記載をしようと思います。
ロングライド・ブルベ
基本的には製作された際の意図とは異なりますが、私はロングライドとブルベにおいてメインで使用しています。ジルベルソーなどのフランス型によくある手前から捲るように開けることができる天蓋。ハンドルに固定するためのウェビングテープの位置、そして極めつけはフロントバッグの振動を抑えるためにヘッドチューブに巻き付けて固定する仕組みなどいたるところに工夫を感じます。
手前から捲るように天蓋を開けられるメリットは非常に大きいです。信号待ちなどの少しのタイミングでも中からものを出し入れできます。カメラも言うまでもなくサッと出せますね。
また、ウェビングベルトが5箇所調節できるのもロングライド界隈には嬉しいところ。ハンドルバー周りは基本的にGarminやらライトやらで埋まりがちなので、ここまで調整できるとハンドル周りの選択肢も増えてきます。これは大きい!
ヘッドチューブ固定用の紐や天蓋を閉じるための紐などはパラロープを使用。ステムやベルなどに引っ掛ける際にも強度があるため、多少荷物で膨らんでもカバーができます。
「軍事利用でもされるんか?」と言わんばかりの特殊繊維や素材が使われています、、、過酷なロングライドにもってこいです。輸出する際には軍事転用されないようにしっかり該非判定をしましょう。
正面のバックル。これを語らないのは無礼にあたります。
前面のバックルには上下のレインウェアをくくりつける事ができます。これ、かなり「アドバンテージ」がでかいです。というのもレインウェアやウインドブレーカーは出しては直しをすると意外と時間がかかります。また、頻繁に脱ぎ着する際にも時間とストレスが溜まります。一方でこのバックルがあることでワンタッチでツータッチで取り外して着替えることができます。実際に日較差が大きかったGWのRM1900の北海道では何度も信号待ちで脱ぎ着を繰り返しました。
これが実際にブルベで使用する際の基本的な収納物です。基本的にはこのフロントバッグに収まらないものは持っていかないように気をつけることで、荷物を積極的に減らします。
必要なものがすべて10cm×20cm×13cmに入る。まさに求めていたサイズのフロントバッグです。今ではこのフロントバックなしにブルベはちょっと考えられないですね。
キャンプツーリング・カメラバッグ
やはり本来の使用用途として、カメラバッグ・キャンプツーリングでの使用についても語らなければなりません。製作者のタデクイさん(とグランピーの皆さんも読んでいらっしゃるので私も呼ばせていただきます。)曰く「耐荷重試験はできていないので、重いものはぶら下げないで」とのことでしたが、小型の三脚であれば問題なくホールドできていました。少し撮影に行く程度ならちょうどいいかもしれませんね。もちろんダートでもバッグが跳ねることもほぼありません。
実際に私が使用しているNikonD3400も写真のようにすっぽり入ります。流石に一眼レフをいれる際は一眼レフオンリーとなってしまいますが充分です。また、バッグ自体はヘッドチューブにも固定をしているため、そこまで大きく揺れることはないのもカメラバッグとして嬉しいですね。
また、バッグの内側は裏返すことができるようになっています。フロントバッグを使ってツーリングをしたことがある方なら共感されると思いますが、メッチャ角とかにゴミが溜まったりするんですよね。。。また、万が一水没をしてしまってもすぐに乾かせるというメリットもあります。ユーザー目線すぎるやろ。。。
まとめ
本来はカメラバッグとして誕生したcunninghamですが、キャンプツーリングやブルベ、など幅広く活躍をしてくれています。値段は確かに清水の舞台から飛ぶような値段に感じますが、Dyneema素材ということで補修パッチの購入も可能です。コンパクトで強固かつ、防水性とフロントバッグとしての懐の深さがわかるバッグです。もちろん、Dyneema素材以外の種類もたくさんあり、その分値段も変わってきます。用途にあった素材を選んで自分の味を出していければキャンプツーリングやロングライドの可能性も広がるのではないでしょうか。是非試してほしいギアの一つです。
評価
評価
値段
(購入価格29700円)
製作時の苦労話を実際に聞くと29700円でも安い気が。。
総合満足度
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