温玉ネギトロです。四国一周記事のラスト③です。今回は四万十川の上流にある四万十・川の駅カヌー館からゴールの徳島市までの記録です。普段のブルベであれば600kmで終わりますが、そこからの400km。疲れも見え隠れしますが、無事にゴールまでたどり着くのか。ハラハラドキドキの最終話です。
前回の記事はこちら。
PC8 四万十・川の駅 カヌー館 634km @高知県四万十市
佐田沈下橋以降は四万十川を左手に見ながら遡上していきます。川沿いの細い国道441号をゆっくりと上っていくルートです。これが意外と疲れた身体には堪えました。
しかも朝早い時間にもかかわらず細い道を大型のダンプがバンバン通っていきます。ゆっくりと上っているのでペースは上がらず、ダンプや他の車に道を譲りながらなんとかオンタイムでPC8に到着。少しだけ休憩をさせていただき再出発です。
PC8からは今度は逆に緩やかな下り。時間も8時を回ると本格的にダンプと車の往来が激しくなり、あまりスピードは出せません。安全第一に切り替えて省エネ運転で再び四万十市へ。
PC9ローソン 黒潮町大方バイパス店まで、というより四万十市から四万十町(旧窪川)までは強い向かい風。スピードが一気に落ちてしまったため写真も撮らずに先に進んでしまいました。
一周ということで、どこかでは向かい風に当たると覚悟をしていたのでスピーカーで音楽をかけながら気ままに進むことで向かい風の難所はクリア。大きな声でぼっちざろっくの曲を歌っていたら後ろから抜かれて超恥ずかしかったので、私を追い抜いた人がこの記事に辿り着かないことを祈ります。
風を正面に受けながらも、ゆっくりとぐるぐるカーブを描きながら標高を上げていきます。次の四万十町(旧窪川)は峰の上峠を上った後、しばらく下らずに進んだ先に町があります。台地のような形状なんですね。
ちなみに気づいた方がいらっしゃるかわからないですが、この写真の雲。なんか怪しくありませんか?この写真を撮った1分後くらいに大雨に打たれます。笑
やっぱりな!
私、天気には詳しいんですよ。 pic.twitter.com/6KOcfB0HjX— 温玉ねぎとろ (@negitrobicycle) October 14, 2024
なんとか急いでダッシュをしてトンネルに逃げ込みました。
たまたま逃げ込んだトンネルでYamakeiさんが雨宿りをされていました。もちろん私も大雨の中走る気はないので二人で雨がやむのを談笑しながら待ちます。途中雨の中走りきるランドヌールもちらほら。
私、知ってるんですよね。この先の七子峠の下りを。体を冷やしたくないので焦る気持ちを抑えて我慢。私の経験的にはこの雨で体を濡らしてはいけないという判断です。実は少し前に四万十町(旧窪川)に用事があって自転車で来ていました。その時の記憶が鮮明に残っていたため、七子峠のことも覚えていたんですね。
その時の記事はこちら。
トンネルでの雨宿り以降はYamakeiさんと桂浜の手前までご一緒させていただきました。かなりのペースで引いていただき、よい修行となりました。ありがとうございました。
Yamakeiさんとご一緒している間は常に急な大雨から逃げられる場所を探しながら走り、再び大雨にも遭遇した際には地元の方のご厚意でガレージへと避難。ハラハラとスリルも味わえる非常に楽しいライドとなりました。
PC10 桂浜海のテラス 783km@高知県高知市
桂浜の手前でYamakeiさんとはお別れし、私は近辺にとっていた宿で休憩をすることに。シャワーと食事を済ませ3時間ほど睡眠をとり再出発です。宿からすぐのPC10は割り切って時間外です。写真を撮っていると初日以来の「っきい」さんと合流。
久々の再会で眠気も吹き飛び協力をしながら室戸岬へと向かいます。
室戸岬へは60kmほどの道のり。談笑をしながら走っていると長いようで一瞬でした。っきいさんは1900kmの時の北海道森市あたりから室蘭までもご一緒しましたが、驚くほどスピード感が一緒(と、私は感じています)でスイスイ進みます。自転車の知識もかなりお持ちなので、ランドナーやロードバイクの話でも盛り上がります。
PC11室戸岬 866km@高知県室戸市
っきいさんと一気に飛ばして室戸岬へ到着。ぎりぎり時間外となってしまいましたが、残りの距離を考えると誤差のようなもの。ラストスパートに向けて気持ちを切り替えます。
室戸岬といえばこちらの中岡慎太郎像が有名。夜明けは近い!
最後の朝が始まる。
ラストPC12 道の駅もみじ川温泉957km @徳島県那賀町
室戸岬を出発してからはひたすら海岸線沿いを北上します。時々眠気が来るので仮眠をとりながら少しずつ、っきいさんと貯金を増やして道の駅もみじ川温泉へ。この時点で貯金も大幅にあり、体力・眠気ともに問題なかったのでかなり自信となりました。っきいさんの提案で氷を背負いながら走ったのがかなり体力温存につながったと思います。
もみじ川温泉を出発してからは最後の激坂鶴峠に挑みます。中学生の時に自転車で88カ所巡礼をしたのでなんとなく覚えているような、いないような。
ここからはかなり斜度のきつい急な坂を一気に下ってゴールまで戻ります。最後までご安全に。あまりに急な下り坂なので下車する方もちらほら。気合いでカンチブレーキを引き切ります。
力こそパワー。
Brytonって四桁kmでもカウントできるんですね。2000年問題みたいにバグるんじゃないかとびびっていましたが安心。それにしてもこのサイコンは優秀ですね。記事をリライトしないと。
充電コードを指す位置が本体裏側なので使用しながら充電できない点だけなんとかして欲しいですが、それ以外は素晴らしいですね。
使えば使うほど信頼感が湧いてきます。
ゴール!!
ゴールです!お疲れ様でした。無事に初の1000kmを完走です。
最後はっきいさんとマリオさんと同時に三人でゴールインです。
道中お世話になった皆様ありがとうございました。また、主催者の皆様も運営ありがとうございました。
BRM1012近畿1000km徳島 四国一周
74:07分くらいで完走!
初めての1000km完走で安心です。
一緒に走っていただいた皆さんありがとうございました。
写真をたくさん撮ったので落ち着いたら送付します! pic.twitter.com/SWVXNyblvE— 温玉ねぎとろ (@negitrobicycle) October 15, 2024
今回の反省・感想
スタート前日はギリギリまで寝溜めをすることに成功。起きてからスタートまでの時間を短くすることで無駄な時間を削減できました。
思ったより体力・疲れには余裕がありました。終わった後もまだ全然問題なしです。前半でかなり飛ばしたので体力が最後まで持つか不安でしたが、結果的には問題ありませんでした。次回は宿無しにもチャレンジしてみたいですね。
反省点は休憩の際の無駄な時間が多い点が気になりました。SNSを見てしまうのが結構タイムロスに繋がっている印象。初日は結果としては問題なかったですが、usa-pomさん,ばるさんにもご教示いただいたように、睡眠時間をしっかりとって休憩したほうが疲労は少なかったのでは?と思いました。仮眠で15分くらいの睡眠を何回か取りましたが、結果的にトロン温泉で休憩されていた方に追いつかれていたので、であれば休んだほうが良かったなと思います。
以下のポストを参照。
初日:500km 睡眠0
2日目:300km 睡眠3時間(食事シャワー等で1時間、出発にも1時間ぼーっとしてかかった)トータル5時間
3日目:睡眠3時間 食事シャワー1.5時間
出発準備30分 トータル5時間もっと工夫すれば楽になりそう。
走行中の睡魔が課題で、最終日は鶴峠までかなり快速だった。— 温玉ねぎとろ (@negitrobicycle) October 15, 2024
まだまだ速く、もっと長い距離を走ることができる自信につながりました。来年は1000km以上をメインにチャレンジしてLELに挑みたいと思います。
温玉ネギトロ
装備面での反省は以下の記事に記載していますのでこちらも参照してみてください。
ダイジェストはこちら。
参考文献
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