こんにちはネギトロです。先日友人が横型の輪行袋を用いて輪行をした際に自転車が破損してしまうというトラブルがあったと教えてくれました。今回は飛行機輪行(空輪)で壊れた事例に関して理由と対策を考察してみます。
飛行機輪行における破損は持ち主の責任となります。航空会社には責任追求ができないというサインを持ち込む際にしなければなりません。持ち込む際にはしっかりと梱包や事前の準備を行いましょう。
飛行機輪行の方法について体系的にまとめた記事はこちら。
この筆者の自転車遍歴について
- 自転車歴15年以上。
- 大学ではサイクリングサークルに所属。
- ソロで自転車海外10カ国以上来訪。
- 最近はロングライドを中心に行う。
- ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味。
注意
あくまで私の飛行機輪行の考察であり参考程度に留めてください。ロードバイクや自転車の破損等については当ブログの管理人及び筆者は一切の責任を負いかねます。
破損に至った状況
まずは破損に至った状況について友人から伺った内容を元にまとめてみます
ルート:新千歳空港から関西空港行きの便
使用輪行袋:横型輪行袋(モンベル)
破損した箇所:リアディレイラー
破損した理由
今回RDが破損した状況について、友人の証言を元に記載してみます。
「横型の輪行袋を使用していて、持ち込む際には下記の写真のように梱包を行っていました。」
「しかし最後に荷物を職員の方が運んできてくださったときには横型の輪行袋が天地逆となっており、
その際にRDが地面に接地していました。自転車の加重がRDへと直接伝わってしまったことで耐えきれずに壊れてしまった。」とのことでした。
輪行袋の中の自転車の状況に関してはイメージとして下記にのようになっていたと想像します。
下記の写真は私の縦型輪行時の写真を天地逆にしたものです。あくまでイメージです
破損対策の考察
今回の事例では横型輪行袋の想定される向きとは逆の、天地が逆さになった状態で自転車が扱われてしまったことが原因であると考察します。
そもそも空港で自転車を運んでくださる方々は自転車に関しては全く知識のない方も多いと思います。
空港についてから荷物受け取りの場所まで、輪行状態の自転車を運んできてくださるのは女性の職員の方も多いです。10キロも超えるような重い荷物を運ばせてしまうという前提を頭に置いた上で考えてみます。(空港職員さんいつも本当にありがとうございます。)
今回の事例に対する対策は以下の二点になると思われます。
上下がどちらか、下に向けてほしい面をしっかりと明示する
今回使用していたモンベルの横型の輪行袋は入れ口が横に来るタイプであり、縦型の輪行袋の用に、入れ口が上にくるものではありませんでした。
入れ口が上下にない横型の輪行袋に関してはどちらの向きが上に来るかということを輪行袋にシールを貼るなどして明示することが対策になると思います。
また、自転車を預け荷物に入れる際には基本的には横に倒された状態で積まれます。そのため、どちらの面が上に来るかということも明示することが大切となってきます。
またシールに際しても、混んでいる場合などは張ってくれない場合などもあるので、あらかじめ自分で上記のように貼っておくことがベストだと思います。
違う型式の輪行袋を利用する
友人とも話し合っていていて感じたのですが、異なった形式の輪行袋を使用するということも重要なポイントだと思います。
飛行機輪行を行う際に下記の順で破損のリスクが少ないと思います。
段ボール>飛行機用輪行袋>コクーン型輪行袋>縦型輪行袋>横型輪行袋
段ボールと飛行機用輪行袋はいわずもがな。コクーン型輪行袋に関しては後輪を外さないということもあり、RDが地面に設置することはないという点で三番目にしています。縦型輪行袋に関しては巾着型の場合、上下がしっかりとわかるという点。そしてエンド金具をつけているためしっかりとRDを保護できるという観点から横型よりはリスクが少ないと判断しました。
横型輪行袋以外にもリスクはありますが、比較的他のタイプよりはリスクは高いのかなと感じています。
*あくまで筆者の意見です
まとめ
今回は友人の事例を元に破損した事例と対策を考察して見ました。飛行機輪行を行っていて破損をするリスクは誰にでもあると思います。上記の対策や考察がリスク低減につながれば幸いです。
ぜひ参考にしてください。
温玉ねぎとろ
筆者
このブログの筆者について 主に自転車関連のガジェットとツーリング記、およびロングライドやブルベについて投稿します。 自転車歴15年以上。 大学ではサイクリングサークルに所属。 ソロで自転車海外10カ国以上来訪。 最近はロングライドを中心に行う。 ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味
コメント
年に5回ぐらい飛行機輪行しますけど係員の運搬中ならJALでしたら免責対象外ですよ
はじめまして。貴重なご経験の共有ありがとうございます。各社サイトを確認したところ、自転車に関して”固有の欠陥、または性質から生じた破損”は免責という風に記載されていますね。曖昧な表現なので時間を取って確認後記事を更新しようと思います。
引用・参考元
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/baggage/accident/
https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/prepare/baggage/damage_accident/damage.html