評価
こんにちは温玉ネギトロです。フレームサイズが大きいランドナーに乗るにあたり、高さのあるフロントバックが必要なためOSTRICHのF-702を入手しました。オーストリッチが展開しているフロントバックの中で一番大きいということもあり、収納性は抜群です。キャンプツーリングやブルベでの使用の視点からレビューを行います。
温玉ネギトロの主な経歴
自転車歴15年以上。 大学ではサイクリングサークルに所属。 ソロで自転車海外10カ国以上来訪。 最近はロングライドを中心に行う。 ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味。
購入動機
フレームサイズが610mmと大型フレームのランドナーに乗るにあたり、普通のサイズのフロントバックでは、ハンドルの高さとフロントキャリアの間が開きすぎてしまい、バックが浮いてしまいます。そのため高さのあるフロントバックを求めていました。
商品について
オーストリッチの出しているフロントバッグの中でも最も大きいサイズのフロントバッグです。素材は帆布ではなく、ナイロンとポリ塩化ビニルがベースです。横に大きいというよりは縦に長い印象です。また、ハンドル部分に固定するストラップはナイロン製で、革のように劣化で千切れるということは少ないと思います。また、中央の収納を覆うように巾着のように絞ることで落下を防ぐ機構もついています。
重さ
公称:重量:900g
サイズ
- 製品サイズ:240mm×270mm×200mm
- 容量:14.5L
購入値段
11700円で購入。
使用歴
6ヶ月程度
使用環境
本商品に関してはブルベでのフロントバックとしての使用と、キャンプツーリングでの使用の二種類の使い方をしているため、両方について記載しようと思います。
ブルベでの使用感
ブルベでの使用感ですが、基本的には大きすぎるという印象です。私の場合はフレームサイズが大きすぎるため、フロントバッグとフロントキャリアの間を埋めるために使用しています。
300kmや400kmといった宿泊を挟まないブルベの場合は基本的にはスペースの全ては使わないです。宿泊を挟んだとしても一泊分の着替えであれば問題なく収納するスペースがあります。宿泊を挟まないブルベの場合は基本的には大きすぎるため、フレームサイズの兼ね合いがなければ他のバッグを使用すると良い思います。
キャンプツーリングでの使用感
キャンプツーリングでの使用感は上記のブルベの荷物よりも積載の荷物が増えますが、その分しっかりと仕事をしてくれます。世界を旅する方でも使われているように本来はこちらでの使い方が用途としてはしっくり来ると思います。イメージとしては別記事のアライテントエアライズ2とナンガのSTDの寝袋を収納して小物も収納できるイメージです。フロントバッグだけでも1泊2日、頑張れば3泊4日くらいは過ごせると思います。
共通の使用感
ストラップに関しては固定力が弱そうに見えますが、私は走行中に緩んだことはないので革紐ベルトが劣化でちぎれることを考えると、非常に便利だなと感じています。
また、フロントバッグの上部のマップを入れる部分ですが、ブルベの際にはキューシートをいれています。走行中や信号待ちで確認がしやすく、非常に便利なのですが、下り坂で向かいからの風を受けたときに、マジックテープが外れて飛んでいきそうになることがありました。ここは外れないようにクリップ等で固定するなど工夫が必要だなと感じています。
また防水性はないため、付属のカバーをかけるなどして対応する必要はあります。
まとめ
F702はキャンプツーリングを行う上ではぴったりなサイズのフロントバッグだと思います。ブルベで使用するには私のようにフレームサイズのジオメトリ的な問題がない限りはもう少し小さいサイズのフロントバッグが使いやすいと思います。
フロントバッグとしては十分な機能を備えており、大容量さには頷けるものがあります。基本的には長期でのキャンプツーリングや自転車旅での使用に向いています。ブルベでの使用やファストランでの使用には少し重い・多きぎるオーバースペックなところがあります。(この記事を読んでいる方はキャンプツーリングでの使用を想定していると思いますが)
他のサイドバックやサドルバッグとの兼ね合いを考え、荷物の分散を行う際に良い候補となります。ぜひ長期の自転車旅行の際は使用を検討してほしいバッグになります。
評価
評価
値段 (購入価格約12000円)総合満足度参考文献
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