こんにちは、温玉ねぎとろです。今回は雪道サイクリングに挑戦するための心構えについてお話しします。
自転車キャンプツーリングをしてきた旅人にとって、冬の北海道や年越し宗谷岬というのはある種の到達点。憧れの対象であることは数多くの旅をしてきた私も身をもって実感しています。
しかし、実際に挑戦するに当たってはクリアしなければならない壁や知識も多く、しっかりとした準備が必要です。優れたスパイクタイヤや高機能なウェアが手に入るようになった今、雪道走行が現実のものとなっていますが、それでも初心者や経験者にとって、雪道の走行には特有のリスクがあります。
この記事では雪道サイクリングを安全に楽しむための基本的な心構えや注意点、準備のポイントをお伝えします。雪上サイクリングのバイブルは連載企画として行ってい来ますので、しっかりとチェックして、万全の装備で挑んでください。
温玉ネギトロの主な経歴
- 自転車歴15年以上。
- 大学ではサイクリングサークルに所属。
- ソロで自転車海外10カ国以上来訪。
- 最近はロングライドを中心に行う。
- 2023年ランドナーでブルベSR獲得。
- ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味。
- 2023年冬期北海道(苫小牧~宗谷岬間)をソロ自転車で縦断達成
- 2024年冬期北海道を(道東からオホーツク沿岸経由で宗谷岬へ縦断)
雪道サイクリングの魅力と注意点

冬の稚内~宗谷岬を走るサイクリスト達
雪道をサイクリングでは普段のライドでは味わえない特別な景色や静けさを楽しむことができます。それはオンロードやオフロードを走る感覚とも少し違った「シャキシャキ・ザクザク」とした走行感を体感でき、私も未だにシーズンはじめに積雪走行をする際にはわくわくします。
しかし、雪道はその美しさだけでなく、危険も伴います。特に、凍結路面や積雪が多い場合は転倒のリスクが高まり、車道との接触や視界不良にも注意が必要です。

冬期の岩見沢。路面はしっかりと除雪されているが、路肩は見えない。
実際に積雪走行をしてみたうえで体感したリスク
私が冬期北海道を縦断した際や厳冬期の中国山地を旅してみて感じたリスクは以下になります。
視界不良によるリスク
冬の北海道や山岳では天候が急変することもよくあります。風向きや風の強さによってはブリザードで前が見えなくなることだけでなく、地吹雪というすでに積もった雪が風で飛ばされて周囲が見えなくなるリスクもあります。
実際に地元の人ですら以下のような事故も発生しているので、しっかりとした天気の確認が必要になります。

車のリスク
吹雪で視界が奪われて危険なのは自分だけではありません。それは道路を使う他の車やトラックについても同じことがいえます。特に私の体感としてはブリザードや低体温症のリスクよりも車との事故のリスクが一番高いと感じました。こちらについては別記事でしっかりと考察を行います。
低体温のリスク
おそらく冬の北海道に挑むということであればしっかりとしたウェアの準備もこれからしていくものと思います。その際に注意をすべきポイントは「如何に汗をかかないか」がポイントになってくると感じます。基本的には自転車に乗っている間は熱が発生するため暖かいです。その際に出た汗が冷えたときが一番体温を奪うことになるので、しっかりと自分自身の耐寒性能やウェアについては把握をして挑む必要があります。
2. 雪道サイクリングの準備
上記のリスクも踏まえて雪道を走るために必要な準備は以下になると考えます。
雪上走行に対応したタイヤ選び
冬期に使用するタイヤは、雪道や氷道に特化したものを選びましょう。基本的にはスパイクタイヤ以外の選択肢はないです。タイヤの種類については今後別記事でまとめていきます。

Schwalbe Ice Spiker pro 29×2.25を使用。
-20℃でも耐えられるウェアの選び方

モンベルのULサーマラップとジオライン中厚手の組み合わせで-20℃まで問題なし。
雪道走行時のウェアは、**保温性**と**通気性**のバランスが重要です。体温調整をしっかりと行い、汗冷えを防ぐことができます。寒冷地用のインナーやグローブ、ブーツも忘れずに準備しましょう。

GPSやライトなど電子機器装備の確認
雪道サイクリングには、万が一のトラブルに備えて、ライトやGPSなどの装備はマストです。冬期は日が短くなり、また寒冷地のためバッテリーの持ちも悪くなります。充電計画などもしっかりと練りましょう。

除雪・天候・車を考慮したルート作成
雪道走行における最大のリスクは、交通事故と天候です。凍結した路面や視界不良の状況では、予測できない危険が待ち受けています。そのため、走行前に天気予報を確認し、危険な条件下での走行は避けるようにしましょう。しっかりとしたルート計画が旅の安全性に関わってきます。このあたりについても別記事でしっかりと掘り下げたいと思います。
テント・シュラフ・マット・バーナーの選び

アライテントエアライズ2で宗谷岬の暴風もへっちゃら。
冬の北海道を旅する方の多くは野宿やキャンプも視野に入れて活動されることだと思います。しテントやマット、シュラフやバーナーについてもしっかりと選び方を別記事で考察していきますので役立ててください。
まとめ
雪道サイクリングは、一度体験するとその魅力に引き込まれること間違いなしです。準備と心構えがあればこそ、安全に楽しむことができます。しっかりと妥協しない準備を行い、安全に「生きて帰る」までが雪上サイクリングです。このシリーズでは、雪道サイクリングをより充実したものにするためのノウハウをお届けしていきますので、ぜひ参考にして、安全に挑戦してみてください!
温玉ねぎとろ
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