今日はねぎとろです。
今回は自転車旅や自転車キャンプをする際に必要なシュラフ、寝袋の規格である「ヨーロピアンノーム」EN13537、ISO23537について備忘録も兼ねてまとめていこうと思います。
mont-bellやNANGA、ISUKAなどの寝袋やシュラフを選ぶ際、温度表記を参考にすることは多いと思いますが、「実際に信用できるのか」ということがこの記事を読むとわかるようになります。
の記事を読むとわかるようになります。
寝袋やシュラフを購入する際の参考にしていただけますと幸いです。
温玉ねぎとろの主な経歴
自転車歴15年以上。
大学ではサイクリングサークルに所属。
ソロで自転車海外10カ国以上来訪。
最近はロングライドを中心に行う。
ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味。
ヨーロピアンノームとは
ヨーロピアンノームとはEUで採用されている寝袋、シュラフの温度規格です。本来はEU圏で用いられル規格でしたが、別名「EN13537」、「ISO23537」と呼ばれ現在では国際的に用いられています。
ヨーロピアンノームとは
ヨーロピアンノームは、ヨーロッパで採用された寝袋の性能基準を表す規格です。
以下の4つの温度評価から構成されています。
下限温度 (Lower Limit): 寝袋の下限温度を表します。この温度以下では、長時間寝袋の中で睡眠を続けることは難しいとされています。一般的な(25歳、70kg、173cm)男性を基準としています。
快適温度 (Comfort): 寝袋を使用して快適に眠ることができる温度帯を表します。この温度帯は、一般的な人が快適に眠れることができる温度帯です。主に基準は一般的な女性(25歳、60kg、160cm)を基準としています。
上限温度(Upper Limit):寝袋を使用して耐えられる最高温度を表します。この温度を超えると、寝袋内部が蒸れて不快になり、寝ることができなくなる可能性があります。
極限温度 (Extreme): 寝袋が保護できる極限の温度を表します。成人女性が寝袋の中でぎりぎり耐えられる温度域です。この温度域を基準として購入するべきではありません。あくまで参考です。
ヨーロピアンノーム 規格の特徴
測定基準が統一されているため、同じ規格に準拠した寝袋を比較しやすくなり、
消費者にとっては、寝袋を選ぶ際により信頼性の高い情報を得ることができます。
測定に使用される条件が規格外の場合、温度評価が異なる可能性があります。
評価温度はヨーロッパの人を基準としているため、必ずしも日本人の感覚と合致しているわけではない点に注意が必要です。
ヨーロピアンノームで表記を行う有名なメーカー
国内メーカー
mont-bell 言わずとしれたアウトドアブランドのmont-bellです。シュラフは「#番号」で対応温度別にランク分けされており、0が厳冬期向け、5番など数字が大きい方が温かい気温で対応温度となっております。
Nanga 私の使用しているシュラフもNANGAが多いです。NANGAは滋賀県米原市のシュラフメーカーです。UDDシリーズやオーロラシリーズなどを展開しています。(詳しくは別途記事作成予定)
ヨーロピアンノーム以外の独自規格を持つ国内メーカー
Isuka 大阪府富田林市発のシュラフメーカーです。AIR PLUS やALFA LIGHT BASICと言ったシリーズを展開しています。国内で有名なmont-bell、NANGA、ISUKAの三社のメーカーの中で唯一ヨーロピアンノームの基準で温度評価をしておらず、独自の評価基準で温度評価をしています。
まとめ
今回は寝袋の基準となるヨーロピアンノームについてまとめてみました。寝袋を選ぶ際にシュラフメーカーが何を基準として温度評価を行っているかを知ることができれば、想定している使用環境に合致したシュラフを見つける事ができます。
私は自転車×キャンプツーリングをしているのですが、時には冬や厳冬期にも旅に出ることがあるのでシュラフの対応温度と収納サイズ、値段を勘案して最適なシュラフを選定しています。この記事で自分にピッタリのシュラフを見つけることができるといいですね!!
以下は私の使用しているシュラフの記事です。
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