評価
難易度
こんにちは、温玉ねぎとろです。先日、大学時代の後輩がサークルを引退されるとのことで、岡山県を訪ねました。
岡山市から玉野市、倉敷市を巡るコースを走行しましたので、他の参加者の自転車もご紹介しつつ、旅の記事とさせて頂けたらと思います。
最後に参加者のアイズバイシクルのランドナーやFAIRWEATHERのシクロクロスなど筆者が注目した自転車の紹介も行っているので必見です。
走行ルート
岡山駅を出発して県道45を走り、宇野駅まで向かいます。その後国道430号を走り、倉敷方面へと向かうルートでした。基本的に平坦なコースでアップダウンはほとんどありません。重いランドナーに乗られる方も多かったですが皆さん軽快そうに走っていました。初心者に優しい素晴らしいコースだと思います。
気温・天気・風
気温は14度前後で比較的暖かく、天気も快晴でした。風も穏やかで自転車日和です。
見どころ
児島湾大橋から見渡す児島湾・児島湖は非常に見応えがありました。自転車のペースだからこそ実感できる景色と海風がそこにはあります。
また、宇野駅周辺には港があり、フェリーも望むことができます。
最大の見所は渋川海岸から見渡せる瀬戸内海と瀬戸大橋です。そのほか、今回はスケジュールの都合上カットしましたが本来は鷲羽山に登るべきだと思います。
信号・交通量
信号と交通量は少ないです。岡山駅から旭川沿いを走る道は少し車が多いなと感じました。おそらく地元の抜け道のようになっているのでしょう。この辺さえ気をつければ基本的には交通量は少ないです。
感想
岡山市中心の喧噪に揉まれながらも、海あり山ありの瀬戸内らしい景色を堪能できる素晴らしいコースでした。正直、このコースを考えた後輩のルートメイキングの才能には嫉妬すら感じます。交通量も少なくエスケープルートも完備。またフェリーに乗ることで瀬戸内の離島も堪能できる拡張性もあるため、初心者から玄人まで楽しめると思います。
筆者が気になった参加者の自転車紹介
おそらくこの記事を読む読者はこちらを期待しているのだろうなと思いながら。参加者の自転車と、こだわりポイントを取材してきたのでご参考ください。
No.1 Tさんのランドナー
私の一学年上のTさん所有のランドナー。京都のアイズバイシクルで製作されたこの自転車はTさんのこだわりが随所に現れている。Tさん曰く「650bでセンタープルブレーキ、ラージフランジのハブ。ジルのフロントバックがポイント。」伝統的でありながら、microshiftのRDを取り入れるなど新旧の融和を見事に実現している。鑑賞だけでなく、実際に走りも「魅せて」くれる素晴らしい自転車です。
NO,2 Mさん FAIRWEATHER
Mさんは女性ながら写真の自転車を自分で完組された本格派のサイクリストです。こだわりに関して取材したところ、驚くほどの熱量で語っていただいたので以下原文で乗せます。
フレームはfairweatherのシクロクロス。高橋一生が生茶のCMで乗っていた赤い自転車に一目惚れしてブルーラグにて完成車ではなくフレームのみ購入。リアディレーラー部分がハンガーを使わずに直付けが可能なため見た目がシンプル。
特にこだわりはシフトレバーのgivenalle。
レトロシフトを装着したかったが、現行で新品のモデルがなく似たレバーを探して装着。シフトチェンジがレバーを握りながら操作できるためストレスなく可能。やはり見た目については、フロントシングルは無駄な装備を削ぎ落としたためシンプルで美しい。
MさんのLINEより抜粋
fairweatherの名を冠するだけあり、晴天の瀬戸内を象徴するかのような美しいフレームカラー。
BLUE LUGのHandlebar pouchやトピークの17Lサドルバッグなどキャンプツーリングに必要な収納力を実現しながらも機能美も両立している。今回のサイクリングで筆者が一番目を惹かれたのはこの自転車でした。もっと突き抜けてBLUE LUG味を追求してください。
No.3 Sさん Merida SCULTURA DISC 6000
アルテグラを中心に組まれたSさんの自転車は今回の参加者で随一の本格ロードバイク。私の後ろを走っていただきましたが、下りのフリーのカンパの回転音には「強者の圧」を感じました。アジリストとシャマルカーボンがフレームカラーに馴染んでおり全体としての完成度が非常に高くなっています。
NO.4 Oさん GIOS SPAZIO
私が知る中でもサークルの中でもトップクラスのパワータイプのOさん。細身の700Cながら、日本縦断もこなした頑丈なフレームには独特の雰囲気が漂います。今回のサイクリング時には泥よけを外し、バイクパッキングスタイルで参加されていました。一台で何役もこなす器用さは、さながら現代のランドナー・スポルティーフを彷彿とさせます。
O氏のSPAZIOを語る上でこのフロントバッグに触れないのは失礼というものです。これらのバッジは実際にO氏が自転車で訪ねた場所で購入されたものです。私も色々なところを旅してきましたがここまでのフロントバッグは見たことがありません。走行中の振動で落ちることがあるのが玉に瑕ですが、ほかの旅人や地元の方々と打ち解けるコミュニケーションツールにもなっている優れものです。是非、一生大事にしてほしいですね。
No.5 Fさん GRAND BOIS ランドナー
まず目が行くのは間違いなくクランクでしょう。スギノプロダイとルネパターンの模様は乗り手の気高さを象徴するかのようです。カンパニョーロのヴェローチェ10sを中心として、自転車業界で働くFさんにして「変えるところがない。変える必要がない。」と言わしめるのも納得の完成度であります。
終わりに
非常にマニアックなパーツ名なども出ていましたが、この記事を契機に少しでも自転車に興味を持ってもらえればうれしいです。
旅系のサークルということもあり、ランドナーを中心としたツーリング車が非常に多くなっています。今後も私と走行する機会があれば、皆さんの自転車を紹介させてください。
またこのような機会を準備いただいた後輩たちには感謝申し上げます。非常に素晴らしい体験ができ、懐かしい思い出に浸ることができました。皆様のますますのご活躍を祈っております!
温玉ねぎとろ
温玉ねぎとろの簡単な経歴
自転車歴15年以上。
大学ではサイクリングサークルに所属。
ソロで自転車海外10カ国以上来訪。
最近はロングライドを中心に行う。
ヴィンテージ自転車のレストアなどが趣味。
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